山形市議会 2005-11-30 平成17年12月定例会(第1号11月30日)
本市の夜間急病診療所においては,今年4月から小児科医を常駐させるなど,小児救急医療体制の整備を図ってきたところでありますが,その利用実績が当初の見込みを大きく上回っていることや,冬季における利用者数の増加にも備え,診療体制を強化するための経費を措置いたしました。
本市の夜間急病診療所においては,今年4月から小児科医を常駐させるなど,小児救急医療体制の整備を図ってきたところでありますが,その利用実績が当初の見込みを大きく上回っていることや,冬季における利用者数の増加にも備え,診療体制を強化するための経費を措置いたしました。
それから,夜間小児救急医療体制でございますが,今年度より,山形市の医師会,山形大学医学部,上山市及び天童市,山辺町の小児科医師の協力を得まして,夜間急病診療所に小児科の医師が常駐し,診療を行っております。昨年に比較して,利用患者が3倍ほど増加し,特に,小児の患者が大部分を占めており,診療所への期待の大きさがうかがえます。
小児救急医療体制の整備につきましては、小児科医の不足から、本市のみで実施することは容易ではなく、広域的に対応せざるを得ない状況にあります。平成17年4月1日から、山形市は、夜間の小児救急医療体制の充実を図るため、村山地区を含め、小児科医及び山形大学医学部小児科の協力を得て、山形市夜間救急診療所で夜間の小児救急患者に対して小児科医師が診療を開始しております。
また,第13款使用料及び手数料につきましては,22ページから31ページにかけて記載してございますが,それぞれ前年度の収入実績等を勘案して見込み計上を行ったほか,小児救急医療体制の充実による夜間急病診療所使用料を増額計上したものでございます。
安心して子供を産み,育てる環境をつくるため,夜間急病診療所に新たに小児科医師を常駐させ,小児救急医療体制を充実するほか,乳幼児養育の悩みの解消を図るため新たに育児支援家庭訪問事業を実施するとともに,民間立保育所の施設整備に対する支援や,新たな民間立保育所の開園などにより待機児童の解消を図ってまいります。
「安心を実感できる健康・福祉・防災への取り組み」としては,懸案の山形学園の改築事業に着手するほか,夜間急病診療所での小児救急医療体制の充実を図り,私立幼稚園就園奨励費を特区認定された2歳児まで市単独事業として支給拡大を図る。さらには保育所の待機児童の解消など,少子化に対応したきめ細かな福祉施策を実施していく。また,危機管理への対応や小中学校耐震化推進事業などを行う。
山形市における夜間の小児救急医療体制についてであります。 近年「安全・安心」という概念が行政のみならず,社会を規定するキーワードの1つとなっております。それは防衛や食糧安全保障という国家的課題から食品の安全性や街路灯の設置など身近なテーマに至るまで,あらゆる領域に及んでおります。
また、小児救急医療体制の整備については、本格的な少子高齢化社会を迎えて全国的な課題であり、山形県においても地域に応じた小児救急医療体制整備の方策について検討を進めようとしております。 このように病院整備を取り巻く条件や医療環境は刻々と変化している状況にあります。
近年、小児救急医療体制の不備から、小児救急患者の医療施設たらい回しや患者輸送の手遅れから重大な事態に至るなどの問題が全国各地で発生しております。 また、小児科医そのものの数は横ばい状況であるものの、開業医の高齢化等に伴う診療施設の閉鎖などから、特に休日や夜間の小児救急医療体制の不備がクローズアップされ、大きな社会問題となっております。